風立ちぬ

週末、「風立ちぬ」を観てきました。
前売券を買ってあったのですが、その場合はネットで席の予約ができないんですね。(というか、もともと田舎の人間なので映画に席の予約が必要ということもこちらへ出てきて初めて知りました。地元じゃ入った順に好きな席に座るんですが。潰れる直前なんて館内に2人しかいないなんてこともあったし)

窓口で時間指定したのに、バイトのにいちゃんが回を間違えており、変更してもらったら追加料金なしでプレミアシート(?)に入れてもらえました。怪我の功名というやつでしょうか(苦笑)

以下、ネタバレ。



さて、肝心の映画の中身ですが。
うーーーーーーん……
前評判がなかなか良かったので期待していたのですけどね。
まあ、とりあえず「何で庵野なんだ」という一言に尽きます。
自分は声優にこだわるつもりはありませんし、主人公以外は全員うまくて何も気にならなかったのですが。が! それゆえに、庵野の下手さっぷりが浮き彫りになって本当に辛かったです。やっぱり役者さんは声のみの演技専門でなくても素人とは違うんだなとつくづく実感いたしました。
主人公が作中でもかなりクールで感情が読み取りにくいタイプなのに、感情のこもらない棒読みで全く感情移入できなかったです。ええ本当に。

物語自体は悪くはなかったんですが、何というか全体的に中途半端な印象を受けました。零戦開発の視点からだと、重要な部分はほとんどすっ飛ばされており、恋愛物として見ても夫婦の絆を感じさせるエピソードがいまいちないという……。開発の着想も白昼夢で片付けられているし。もともとネタ的に客層が限定されているのだから、もっとプロジェクトX的な専門ネタに走っても良かったんじゃないでしょうか。
震災・恐慌・戦争の混乱と貧困の時代を描くにしても、登場人物がみんなセレブすぎていまいち実感湧かないし。特高に追われるネタも結局、広々した屋敷の離れで暮らさせるための理由にしただけのような。
全体的にフワフワしすぎて、ここまでリアリティ欠けるのも凄いなーと思ってしまいました(苦笑)

確かコクリコの脚本も宮崎駿だったと思いますが、どちらも一本調子で起伏も驚きもないストーリーになっているなーと思います。コクリコは原作もあるから仕方ないのかと思っていましたが、どうも最近の宮崎駿の手法なのかなこれ。
ひたすら飛行機かっこいいぜ!に終始した紅の豚の方がはるかに面白かったです。あちらは恋愛要素ほとんどありませんしね。あのくらい飛行機飛行機してくれれば良かったのに。

何だかホント不満たらたらになってしまいました……期待値が高すぎたんでしょうか。せめて主役がまともに演技できていればまだ良かったのに。ここまで台無しにされると虚脱するしかありません。ううう、本当に残念。

あと、竹取物語の予告をちらっと観ましたが、あの調子でまるまる1本やられると目が疲れそうだなーと思いました。普通のアニメにしてくれればいいのに……。

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