信越紀行

少し前のことですが、7月12、13日に上越と小布施に行ってきました。どちらもそれぞれ1回ずつ行ったことはあるのですが、今回はまだ観ていないところも回ってきました。



1日目は上越。というのも、天気予報では2日目が雨の予報だったので、春日山を登るには晴れている内の方が良いだろうという選択でした。
先に回ったのは高田城。一応、三層櫓などの見所はあるのですが……何と言うか、本当に人がいない(汗)
今は高田公園になっているものの、周囲に食事をするところもコンビニも見つからなくて焦りました。(いや、ファーストフードのチェーン店とかはあるんですけど。観光客向けの地元料理みたいなのはないのか?と)
それでも観光センターに行けば中に軽食くらいは食べられるところがあるだろうと思ったら……レストランが撤去されていました……(地図から「レストラン」の文字を消した痕が……)
だ、大丈夫なんですか上越市。いや、でもおもてなし武将隊とか頑張ってるはずなんですけど!
結局、その日は仕方なくファミレスでしたよ……

春日山を登った時は薄く曇っていて、東京近郊に比べたらさして暑くはなかったです。(最近はこちらも涼しい日が意外と多いですが)
前回は小雨が降っていて足元が良くなかったので、今回はちょうど良かったです。スニーカーも持参して行ったし。途中で蛇に遭遇する以外は特に問題もなく、いい運動になりました。

また、この日は上越出身の画家・小林古径の記念美術館と移築した邸宅も回ってきました。小林古径は教科書にも出てくるし、テレビでも作品紹介を観たことはあるのですが、どういう人なのかは全く知らず(汗)。館内で流れている紹介ビデオ(18分と30分の2本)のお陰でいろいろと勉強になりました。というか、不勉強で本当にすみません。
ここに置かれているのはほとんどデジタル複製画なのですが、涼やかで静謐な作品世界は夏に眺めるとほっとしますね。今度は都内で原画も観に行きたいところです。

宿泊先は前回と同じ。今年からリニューアル工事をするそうなので、増改築されたらまた来ようかなと思います。結構リーズナブルで温泉も良いので気に入っています。


2日は信州に下りてきて、小布施巡り。というか、ほとんど北斎巡りです。
小布施の雰囲気は、自分の生まれ育ったところとよく似ていて(まあ同じ信州なんですけど)非常に懐かしい感じがしました。
しかし小布施は観光にしっかりと力を入れており、前日の上越とはだいぶ違いを感じましたね……もっと頑張ってくれよ上越本当に。

小布施は北斎と栗の街。まずは北斎館(日本で唯一、肉筆画を常設展示している美術館)、高井鴻山記念館(北斎の援助をした豪商の友人)、おぶせミュージアムの共通割引券で3館を回り、それから少し離れた岩松院(北斎の描いた天井画が保管されている)に足を延ばすというコースでした。お土産は定番の栗鹿の子・栗ようかん・方寸でございます(笑)

北斎館は数年前に行った時とは展示物が変わっており、もう一度会いたかった「白拍子」や「二美人図」はありませんでした。残念。グッズは売られてるんですけどね。前回は観ていない紹介ビデオも2本観て、高井鴻山との関係も習った上で、今度は鴻山記念館。

裕福な家の若旦那が、奇妙な老絵師と巡り合ったことが、この小布施に傑作を生み出させることになったとは……と思わず感慨深くなります。高井鴻山は貧窮していた北斎の資金援助だけでなく、小布施滞在時は画室も用意して再上級のもてなしをしていたようです。(その画室も残されています)
佐久間象山とも語らった、抜け道つきの離れなど、非常に時代を感じさせました。本人も絵筆をとっていた鴻山、なかなか興味深い人物ですね。

おぶせミュージアムでは企画展の広告・デザイン展がなかなか面白かったです。県内市町村のゆるキャラとか、これ地元の人間でないとなかなか通じないとは思いますが……(苦笑)

岩松院は二十畳分もある北斎の巨大天井画を観るための寺、といったところ。しかし、振動で顔料が剥落するため、現在は座って鑑賞することになっています。
また、裏庭には小林一茶が「蛙飛び込む水の音」と詠んだという池もありました。あまり一茶推しはしていませんでしたが(苦笑)

本当は長野市まで足を延ばして、東山魁夷館にも行こうかと思っていたのですが、時間がなくてこのまま帰途につきました。

いろんな名所をいそいそ回るのも良いけれど、一つ一つをじっくりのんびり観て過ごす旅も落ち着けて良いなと思います。最近はのんびり旅行が多いかも。
さて、次はどこへ行こうかな。

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