THE ハプスブルク
- Fri
- 00:01
- アート
そんなわけで先日は六本木の国立新美術館で開催中の「THE ハプスブルク」に行ってきました。
画像等は後日、美術ブログの方に上げます。
国立新美術館に行くのは3回目……かな? 建物(敷地)がとても広いので、さほど混んでいないように感じられましたが、展示室の方は相当にごった返していました。
というか……この展示室、ちょっと狭くない?
原因は、他の展示室をいくつも使って「日展」をやっていたからだと思いますが……
日展は以前に観たことがありますが、作品点数が膨大で、観ているだけでも疲れてくるので(歩くのが、というだけでなく一気に入ってくる情報量が多すぎてさばききれない)、今回はやめておきました。
さてハプスブルク展のほうですが、オーストリアの(ハプスブルク家の肖像コーナー)はあまり多くなかったように思います。有名どころではマリア・テレジア、皇妃エリザベートの肖像あたりでしょうか。
オーストリア編が入り口に設けられているため、入っていきなり人で詰まってしまっていました。この辺りはもうちょっと展示方法を考えてほしい……
次はイタリア。ジョルジョーネ、ティツィアーノ、ティントレット、ヴェロネーゼ、ティアポロ……等々、ヴェネツィア派の巨匠たちが一気に集合。そしてここで一気に自分のテンションも上がってきました。
ティツィアーノの作品は日本によくやってきていますが、ここで嬉しかったのは「イザベッラ・デステの肖像」が観られたことです。ちょうど「ルネサンスの女たち」を読んだばかりで記憶に新しいイザベッラ。こんなに可愛い顔して怜悧な政治家でもあったのかと思うと、いっそう感慨が深くなりました。
(どっかのオバチャンが、ボロネーゼ言ってて、それパスタだから!と内心突っ込んでました)
次はドイツ。有名どころではデューラーとクラナハ。デューラーの「ローゼンクランツフェスト」が来てる……!?と一瞬思ったものの、すぐに落胆しました。明らかにタッチがデューラーじゃない。どうやら模写のようです。実物が観たかったよ……!
クラナハでは「洗礼者聖ヨハネの首を持つサロメ」が来ていて驚きました。事情を知らない人が見れば驚くどころではない気もしますが……
そしてスペイン。ここはかなり充実していましたね~。もともとこの展覧会の目玉はベラスケスの「王女マルガリータ」ですし。
ベラスケス、ムリーリョ、コエーリョ、スルバラン、ゴヤといった完璧な布陣。ムリーリョの作品を観ていると、本当に癒されます……なんてつぶらな瞳なんでしょう。初めて観る作品も多くて、とても満足しました。
数は少ないのにとても充実してました、印象的に。エル・グレコの「受胎告知」が来てるなんて知らなかったよ!
締めはオランダ~。
こちらはレンブラント、ルーベンス、ブリューゲル、ヴァン・ダイク、テニールス、デ・ホーホ、ロイスダールといった面々。しかし名前はビッグでも作品自体はわりと小品が多かったようにも思いました。今回の印象ではイタリアとスペインかなー。
あと、日本から贈られた絵巻とか、工芸品のコーナーは人があまりにあふれすぎていて、ほとんど観られませんでした……!
絵巻はもう、断念するしか。どうせ図録買ったし、目当てのものは観られたし、ってことで。
展示方法にもうちょっと気を遣ってもらえたらなあと思ったので、出口のアンケート用紙につらつらと書き連ねて出てきてしまいました。
どこの展覧会でもそうだけど、音声ガイド対応作品の周りはもうちょっとスペース取っておかないとダメだと思う。
画像等は後日、美術ブログの方に上げます。
国立新美術館に行くのは3回目……かな? 建物(敷地)がとても広いので、さほど混んでいないように感じられましたが、展示室の方は相当にごった返していました。
というか……この展示室、ちょっと狭くない?
原因は、他の展示室をいくつも使って「日展」をやっていたからだと思いますが……
日展は以前に観たことがありますが、作品点数が膨大で、観ているだけでも疲れてくるので(歩くのが、というだけでなく一気に入ってくる情報量が多すぎてさばききれない)、今回はやめておきました。
さてハプスブルク展のほうですが、オーストリアの(ハプスブルク家の肖像コーナー)はあまり多くなかったように思います。有名どころではマリア・テレジア、皇妃エリザベートの肖像あたりでしょうか。
オーストリア編が入り口に設けられているため、入っていきなり人で詰まってしまっていました。この辺りはもうちょっと展示方法を考えてほしい……
次はイタリア。ジョルジョーネ、ティツィアーノ、ティントレット、ヴェロネーゼ、ティアポロ……等々、ヴェネツィア派の巨匠たちが一気に集合。そしてここで一気に自分のテンションも上がってきました。
ティツィアーノの作品は日本によくやってきていますが、ここで嬉しかったのは「イザベッラ・デステの肖像」が観られたことです。ちょうど「ルネサンスの女たち」を読んだばかりで記憶に新しいイザベッラ。こんなに可愛い顔して怜悧な政治家でもあったのかと思うと、いっそう感慨が深くなりました。
(どっかのオバチャンが、ボロネーゼ言ってて、それパスタだから!と内心突っ込んでました)
次はドイツ。有名どころではデューラーとクラナハ。デューラーの「ローゼンクランツフェスト」が来てる……!?と一瞬思ったものの、すぐに落胆しました。明らかにタッチがデューラーじゃない。どうやら模写のようです。実物が観たかったよ……!
クラナハでは「洗礼者聖ヨハネの首を持つサロメ」が来ていて驚きました。事情を知らない人が見れば驚くどころではない気もしますが……
そしてスペイン。ここはかなり充実していましたね~。もともとこの展覧会の目玉はベラスケスの「王女マルガリータ」ですし。
ベラスケス、ムリーリョ、コエーリョ、スルバラン、ゴヤといった完璧な布陣。ムリーリョの作品を観ていると、本当に癒されます……なんてつぶらな瞳なんでしょう。初めて観る作品も多くて、とても満足しました。
数は少ないのにとても充実してました、印象的に。エル・グレコの「受胎告知」が来てるなんて知らなかったよ!
締めはオランダ~。
こちらはレンブラント、ルーベンス、ブリューゲル、ヴァン・ダイク、テニールス、デ・ホーホ、ロイスダールといった面々。しかし名前はビッグでも作品自体はわりと小品が多かったようにも思いました。今回の印象ではイタリアとスペインかなー。
あと、日本から贈られた絵巻とか、工芸品のコーナーは人があまりにあふれすぎていて、ほとんど観られませんでした……!
絵巻はもう、断念するしか。どうせ図録買ったし、目当てのものは観られたし、ってことで。
展示方法にもうちょっと気を遣ってもらえたらなあと思ったので、出口のアンケート用紙につらつらと書き連ねて出てきてしまいました。
どこの展覧会でもそうだけど、音声ガイド対応作品の周りはもうちょっとスペース取っておかないとダメだと思う。
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