DSで読書

去年の秋に買って、何作か読んだ後しばらく放っておかれたDS文学全集、今年に入ってからまた読み始めました。
特に掌編は、気軽に読めるのがいいですね。何しろリアルな本棚はカオスなことになっておりまして・・・(汗)
さらに、Wi-Fiの設定が今までうまくいかず、DLできずにいたのですが、Yahoo知恵袋のお陰でうまいことできるようになったので、喜んでいろいろとDLしてみました。

すべて著作権が切れていて、青空文庫でももちろん読めるんですけどね。でもPC起動するのも面倒だし、携帯からではいっそう面倒だし。
そんなわけで、DS読書は結構便利です。

ほとんどが掌編・短編ですが、とりあえず今年に入って25作ほど読めたかな。有名でも実は読んでないという話が多いんですよ・・・。



海野十三「地球要塞」
この作者自体、お初でした。(名前は知ってたけど)
いやー、さすがは日本SFの草分けですね。あまり堅苦しくなくて、とても読みやすかったです。これが太平洋戦争時代に書かれたなんて思えません。
他にもいろいろとDLしてしまいました。長めのものが多いので、じっくり読んでいくつもりです。



内村鑑三「デンマルク国の話」
収録されていたのは「信仰と樹木とをもって国を救いし話」。戦争で疲弊し、荒れ果てた国土を、揺るがぬ信念で復興させたダルガスの話。内村鑑三らしく、当然その行為は信仰心に帰結されるんですけれども、それがあまり説教くさく感じられず、すんなりと読めました。



芥川龍之介「蜜柑」「アグニの神」「奉教人の死」他
なぜかここのところ、芥川づくしです。すみません、教科書に出てくるような超有名な話しか読んだことありませんでした。
何日か前の新聞で、「蜜柑」のことが書かれていたのでちょっと読みたくなったのがきっかけです。心に染み入るような本当にいい話じゃないのさ・・・。今頃読んでいる自分がちと(いやだいぶ)恥ずかしいです。
「アグニの神」は、舞台を変えた杜子春という感じ。
「奉教人の死」は・・・やばい、泣けそうだ! 切支丹の用語がひらがな表記なので、かなり読みにくいんですが(「いるまん」とか「すぺりおれす」とか「えけれしや」とかね・・・;)、でもそれを補って余りある、驚きの結末でした。



泉鏡花「外科室」
これもまた超有名な・・・;;
ちゃんと読んでなかったんですよねえ。しっかりと文学に触れてきていなかったことが、改めて悔やまれる。
なまじあらすじくらいを知っていると、かえって手を出さなくなってしまうんですよね。でも原典に触れないと、その美しさを感じることはできないなと思いました。
泉鏡花もまた、少しずつ読み進めていきたいところです。


宮部みゆき「手袋の花」
これはDS文学全集用の書き下ろしで、期間限定配信。
新美南吉の「手袋を買いに」をモチーフにした物語。
他には「桜の森の満開の下」をモチーフにした「花の下に立つ女」(夢枕獏)、「トロッコ」をモチーフにした「洋館」(吉田修一)もありました。
が、とりあえずこの中では宮部作品が一番面白かったかなと。
貫井徳郎は配信期間に2日ほど間に合いませんでした・・・;;
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