危機と克服

とりあえず移動させても大丈夫そうな(それなりにマトモな)レビューだけは引っ越させてみました。それでも結構手間ですね。ふー。

本日は久々に母校へ足を運び、文化祭を覗いてきました。
といってもサークルの展示と模擬店に顔を出す程度だったんですが。しかし知っている後輩の顔も名前もほとんどなく、ああここはもう自分の居場所ではないのだなあと改めて実感し、少し寂しくなりました。
加えて、祭独特の若いパワーが溢れており、居心地の悪さを覚えたというか何というか。学生時代からあまり祭などのイベントと相性が良くなかったので、そこに参加する資格すらなければ当然のことなんですけどね。

しかし自分の担当だった教官がこのたび定年で退官されるので、また来月の史学会には顔を出さねばならないのですが。最後の講義も行われるということなので。
でも最近、脳味噌の硬化か軟化か融解か知らないけどマトモに稼動していないので、ちゃんと受けられるかどうか心配です。
しかしウチのゼミはもはや絶滅寸前くらいに学生の過疎化が進んでいるので、せめて自分くらいは出ないといけないとも思うのです。

ローマ人の物語(21) ローマ人の物語(22)
ところで本日、ようやく長くかかったローマ人の物語「危機と克服」中巻を読み終えました。次はいよいよ下巻。これで文庫版は刊行分すべて読了となってしまいます。
皇帝乱立の内乱期を経て登極したヴェスパシアヌス。もっとも大きな難題である内乱期および戦後処理のほとんどをムキアヌスに任せた当人は、平民出身で家門も後ろ盾も持たない軍人上がり。特筆するような目覚ましい活躍にも乏しい彼に対しても、非常に冷静かつ的確な叙述がなされています。
特筆するような事件がないということは、それだけ水面下でたゆまぬ努力がなされ、平和を維持していたということなんですよね。そうした、見えにくい手腕を描かせると本当に上手い人だと思います、塩野さん。ティベリウスやクラウディウスなんて、まさにそんな感じでしたからね。タキトゥスへの抗議とでもいうように。

上巻では皇帝が次々に代わり、しかも皆、実力に乏しい面々だったため、読んでいてだるくなってきてしょうがなかったのです。でも次に繋げるためにはここを読んでおかねば・・・と、そんな義務感だけで読み進めていました。(汗)
ネロでさえ、人材登用にはなかなかの見識を見せていたというのに、続いた人々は本当にどうしようもなかったですからね。
なお、現在ローマに残っているコロッセオの建設者がヴェスパシアヌスとは知りませんでした。今度からはローマの象徴というだけでなく、内乱を経て市民が願い、皇帝自らが再び掲げたパックス・ロマーナの象徴なのだと認識を改めようと思います。

さて次はヴェスパシアヌスの息子、ティトゥスとドミティアヌスの登場です。楽しみですが、これで文庫版の刊行分が全部終わってしまうと思うと、読むのがもったいないような気もしてしまいます。
でも他にもチェーザレ・ボルジアやレパントも残っているので、気分転換にはこと欠きませんけどね。


・・・・・それにしてもこんなレビュー、いったい誰が読むんだろう。(汗)
本を読んだ人にしかわからず、中身を知らない人には参考にすらなりませんね。
そして現在、このブログ内のレビューはやたら西洋史関連が多いということに今さらながら気づきました。まったく専門ではないんだけれども。
カテゴリにローマと入れても良さそうな勢いですよ。(汗)

ローマといえば、ピルグリム・イェーガーの新刊読みました。相変わらず遅々として進まず、ヤキモキさせられます。
でもザビエル君の能力と可愛さは満喫できました。この後、長じてトンスラになり、後世に頭頂部の輝かしい人を指してザビエルと称することになろうとは、彼自身も思ってはいなかったでしょうね。
そして相変わらず、キリスト教と西洋史と占星術に興味のない人にはまったく意味のわからない詰め込み漫画路線をひた走っております。
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