楽昌珠


森福都「楽昌珠」

とにかく借りて積んだままではいけないので、何とか読み終えました。
きっと3冊全部は無理だと思いますが、これは予約までしたので、さすがに読まんとまずいでしょう。(汗)

あらすじは先に知っていたので、逆にあまり期待を抱いていませんでした。
というのも、夢とうつつを行き来する・・・というような筋なので、ふわふわと掴みどころのないまま曖昧に終わってしまうんじゃないかと思っていたからです。
さらに言うと、森福さんは短編集は面白いけど、長編はいま一つパンチが足りないという印象があったので。(紅豚とか漆黒泉とか、あまり印象に残る話ではなかった・・・)

しかし今回、あまり期待しなかった分、意外に楽しめました。
夢とうつつを行き来はするものの、やけに具体的な「夢」で、実在の人物もいろいろと出てくるため、普通に時代小説的に読めたということもあるでしょう。
時代はちょうど、則天武后~玄宗の頃。娘子軍とか出てくると、やっぱりちょっと嬉しいですね。(笑)

今回、則天武后と「ある人物」が、「双子幻綺行」とかぶっています。よほどお気に入りなんでしょうか。ある人物については、「双子~」のネタバレになるので書きませんが、一番アクがあったのもこの人物です。
個人的には七娘が気に入りましたが、ただちょっとステレオタイプな気がしないでもありません。(汗)

とはいえ、思いのほか楽しめてよかったです。そういや中国小説も久々だなあ・・・。
ただ、まあ森福さんの作品を初めて読む場合は、別の作品から入ったほうが良いとは思います。「十八面の骰子」「吃逆」あたりが良いのではないかと。

Comment

2008.06.14 Sat 23:53  |  

非公開コメント様

図書館で借りたため、現物は手元にありませんが、そのままの読み方で、七娘は「しちじょう」、小妹は「しょうまい」のはずです。
どうぞよろしくお伝え下さい。

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2008.06.14 Sat 20:50  |  管理人のみ閲覧できます

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2007.12.11 Tue 19:09  |  

四季さん、こんにちは!
やっぱり森福さんは、もっと宮廷劇を書いてほしいですね。筆が生き生きしていますもの。(笑)
人気があれば続編が出るのかなあ・・・とも思いますが。
十八面の骰子の続編はどうなったんでしょう。これも気になりますね!

  • #XggCOD8.
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2007.12.11 Tue 09:09  |  

遼さん、こんにちは~。
そうそう、紅豚とか漆黒泉とか、インパクトが今ひとつでしたね… というか、最近の作品を読んでると、「双子幻綺行」や「十八面の骰子」がやっぱり面白かったなあと思ってしまっていたのです。でもこれは宮廷劇のインパクトで久々に十分楽しめました。それでもそちらの2冊の方が、やっぱり面白かったというのには変わりないんですが。(^^ゞ
続編、読みたいですね! 予定はないのかな~。

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