ブックレビュー

どうにも世界陸上が気になって、本がろくに読めていない今日この頃です。
そして忘れかけていましたが、先週分のブックレビューを上げておきます。


畠中恵「アコギなのかリッパなのか」
長く待たされましたが、ようやく借りることができたのでした。
「百万の手」と比べると、格段に面白くなっています。
元不良で喧嘩っ早くて弟を養っていて苦労性の大学生という主人公は、かなり珍しい感じがしますね、畠中さんにしては。
ちょっとおとなしい病弱な少年というのは、やはり若だんなだけにしておいてもらいたいものです。そうたびたび使っちゃだめですよ。(汗)
食えない大物政治家のオヤジとか、結構いい味は出してるんですが・・・ただ、ちょっと全体的に淡白かなと。弟とか父親とか、もうちょっと出してほしかったなあ。
あと、単行本化されるにあたって、とってつけたような気がする冒頭と終幕。入れ子式っぽい感じにしたかったのかもしれませんが、これがどうにも中途半端な感が否めません。小原って、本編であんまり絡んでなかったし。
もしかしたら続編を意識したのでしょうかね? 聖自身とも直接関係がないし、何だかな~な読後感になってしまったのが、もったいない。
やっぱり、続編を意識したんじゃなかろうかと思います、編集部側が。(苦笑)



田中芳樹「月蝕島の魔物」
3分の2くらいまでは、結構面白かったのです。
ヴィクトリア朝時代のイギリスが舞台で、その時代を充分楽しむことができます。
そしてディケンズとアンデルセンという、文豪2人がかなりの凸凹コンビで笑えます。
しかし・・・まあ、タイトルから充分想像できていたんですが、やはり。
ごたごたが起こって、最後は怪物が出てきて悪役を食って、大騒ぎでめでたしめでたし、というパターンはそろそろどうなのかと・・・。
いくら子供向けだからって。(汗)
アル戦の続きを書き始めたのも、やはり怪物が出せるからなのだろうなと思ってしまいます。銀英みたいな人間ドラマを描ける人なのに、なぜこんな短絡な手を使ってしまうのか・・・。
まあ、借りて読んだので懐は痛んでおりませんが。似たようなのでは、「ラインの虜囚」のほうが怪物オチでなかった分、面白かったと思います。
それにしても、オチがわかっているのに相変わらず読んでいる自分はいったい何なんでしょうか。(苦笑)
まあ、こうなりゃ最後まで付き合うかな、という気がしております。
でもとりあえず、アル戦とタイタニアだけは何とかしてください。本当に。


これらを返しに行って、また借りてこようとしたら・・・!
何か、自分の借りたい本が1冊もないんですけど!? 全部借りられてしまっているよ!!
とりあえず、遠藤周作の「鉄の首枷」を借りてきました。これも一応読みたい本だったので。小西行長伝です。これが終わったら、同じく遠藤周作の「反逆」に行きたいところです。
ある影響を受けて、最近とても小西行長と高山右近が気になっているのです。マイナー路線ですがね、どうにも。(苦笑)

そして楽天ポイントを消費するため、ネットで注文したのが「美の壺 表具」と「ローマ人の物語」文庫新刊です。そんなこんなで、また本がたまってゆくよ・・・。
積読本を読みきれる日はいつ来るのだろうか。
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