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双頭の鷲

双頭の鷲(上巻) 双頭の鷲(下巻)
「双頭の鷲」読了しました。
と言っても、数日前の話ですが。現在はゆっくりゆっくり「英仏百年戦争」に取り掛かっております。
前半は上り調子で、陽気で楽しい物語だったのですが、後半に入ると次第に色調が暗く沈んでゆくのがやはり辛かったです。いや、わかってはいるんですけどね。どうしたってそうなることは。

やっぱり読んでいて一番良かったのはエマヌエルの存在でした。ベルトランはヒーローだけど、彼一人ではここまでこの物語の中で光を放つことはなかったでしょう。彼の傍らで「影」に徹した彼がいたからこそだったのではないかと思います。
後半は出番がグンと減ってしまうのですが、あの鮮やかな復活には目を奪われました。それでいて、政治の場からは一切身を引いてしまうところが何とも言えず。
とはいえ、ベルトラン自身も決して曇りない光というわけではなく、常に陰翳を背負っているのですが。それもまた、この物語に引き締まった苦味を与えています。

本当に、大作でした。読んでいてすっかり堪能できました。
・・・が、それだけに物足りない部分も多々。


・戦闘シーンが作為的なまでに削除されている。
敢えてやっているとしか思えません。いよいよ合戦だ、というところまで書いておいて、すぐに章が変わり、「その戦闘の後~」という話の流れになっています。嫌いなんですかね、合戦シーン。ほとんど戦史なのにそれがないのは物凄く消化不良になりますが。

・女性が怖い。
怖いよう怖いよう。粘着質で執念深い女しか出てこないんですが。男性はいろんなタイプがいて、どれも魅力的なのに・・・。何か、女性に恨みでもあるんですかね、作者。ついそう思ってしまいますよ。(汗)

・中途半端な扱いになってしまった脇役陣。
まあ、史実(というのも微妙な言葉なんですがね、実際には。とはいえ、さすがに生没年くらいは従わないわけにもいかないだろうし、というわけで)に反する展開は難しいだろうから仕方ないのですが。それにしてもオリヴィエは中途半端だったなあ・・・。


などと連ねてはみたものの、面白いことには変わりありません。
現在、「英仏百年戦争」を読み進めていますが、こちらもなかなか読み応えがあります。いつ読み終わるのかは不明ですが。(汗)
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