タイムアタックミュージアム

日曜はさる事情により、またも上京しておりました。
前半は浅草橋へ・・・。初めてだったのですが、なぜか祭りをやっていて。それにつられたということもあるのでしょうか、バッチリ迷いました。嗚呼・・・。
まあその辺のゴタゴタはいいとして。
久々にお会いできた方々と3時ちょっと前にお別れした後、自分はそのまま新宿・・・ではなく上野に向かいました。せっかくここまで来たのだから、パルマ展を観てこようと。
浅草橋→秋葉原→上野という乗換は、そういえば初めてですね。秋葉原って実は行ったことないんですよ。いつも電車で通り過ぎるだけ。特段欲しいものもないし、ここで降り立ったらろくなことにならないだろう、降りたら負けだ、と思って素早く通り過ぎました。電化製品、見てるのは好きなんですけどね。欲しくなったら困るでしょう。

そんなわけで上野です。
まずは国立西洋美術館。もはや慣れたものですよ。(苦笑)
今回は「パルマ――イタリア美術、もう一つの都」という企画でした。
詳しい内容については後ほど美術ブログに上げようと思います。
それにしても、思った以上に空いていましたよ。3時になっていたからということもあるかもしれませんが、ダ・ヴィンチ展はまだ35分待ちになっていました。
ダ・ヴィンチ、実は欲しいグッズだけでも買ってこようかなーと思ったのですが、入口が相当厳重になっていて、チケットがないと土産コーナーにすら入れず、断念しました・・・。

さてパルマ。これはねー、やはりすぐそばでダ・ヴィンチ、六本木でモネと二大巨匠の派手な企画展をやっているのがいかんのだろうと思います。大変に地味な展示でした。
もちろん、落ち着いて観られるので自分は歓迎なんですけどね。
しかし目玉になる画家の知名度がいまひとつ、なのかもしれません。自分の目当てもコレッジオぐらいでしたからね・・・。そのコレッジオだって、美術史的にはややマイナーなマニエリスムの画家なわけで。そのマニエリスムも後期になると退廃的とさえ言われてしまいますし。(汗)

それでもなかなかに面白かったです。が、物凄く優等生的な、要するに基本に忠実な宗教画ばかりなので、アトリビュートや聖書・聖人伝等をあらかじめ知っておかないと、あまり楽しめないんじゃなかろうかという気がしました・・・。
あと絵の横にある説明、かなり端折っている・・・というか、できるだけ穏便に書こうとしているのがよくわかりました。悲惨な話や、神々に都合の悪そうなエピソードがことごとく排除されていたので。そういうのも付け加えた方が面白いと思うんですけどね。

さらに買ってきた図録。これがまた重いんですよ。(汗)
すでに頂いたり買ったりした本がドサドサ入っている状況だったので、さらに目方が増えました。
しかし。しかししかし。
家に帰って開いてみたのですが。何という切ない印刷なのでしょう!!
手を抜くなよ西美!!
インクもいつもより嫌なニオイがするし、印刷もかなり潰れてしまっていて、お世辞にもキレイとは言えません・・・。これで2500円かよー。
でもまあ、滅多に見られない絵も載っているから、買うよりほかなかったんですけどね。はー。

そして時刻はすでに4時近く。割と早めに回ったのです。というのも、どうせここまで来たならロシア展も観てやろうと思ったからです。
本来ならここでまっすぐ東京都美術館に行けば済むのですが・・・足はなぜかそのまま常設展へ。
あーだから西美は危険なんだってば。常設の所蔵量がハンパじゃないから。つい足が向いてしまうんですよ。しかもしばらく改装工事で半分以上閉められてしまうので、観られる展示品も減ってしまうのです。だから今のうちに観ておこうと。

そんなわけで、多分6回目の常設展。もうここまで来ると、どこに何があるのかほぼ完璧に覚えておりまして。自分の好きな絵だけを重点的に、点と線方式で回ることにしました。(・・・というか、本当は常設の図録も持っているんですけどね;)
カルロ・ドルチの「悲しみの聖母」とかダフィット・テニールスの「聖アントニウスの誘惑」とかヴァザーリの「ゲッセマネの祈り」とか・・・ああ、でも挙げたら20点くらいはあるよなあ。(汗)
ちなみに印象派~近現代あたりはかなりのハイスピードでした。あの辺だと、ルノワールの「アルジェリア風のパリの女たち」くらい。(ルノワールで唯一好きといえる作品。でもこれも元ネタはドラクロワの「アルジェの女」なんですが)

この調子ならロシア展も何とか大丈夫そう。そう思っていたのですが、さらに罠が。
展示室の途中で、まるで狙い撃ちのように「平成14-18年度新収蔵版画作品展」というのをやっていたのですよ!
新館2階なので、工事で閉鎖されてしまう予定の場所ですね。ならば今の内と、急ぎめに観て回ってきました。版画はさほど好きというほどでもないのですが、でもデューラーがあるとなれば話は別です。(阿呆ですよ、この人)
あと、この前のベルギー展で結構惹かれたフェリシアン・ロップスの作品も観られて良かったです。

そんな罠にかかって、時は次第に過ぎてゆく・・・
危ない! 4時半を回ると入場できなくなるのですよ!!
というわけで、またさらに大慌てで東京都美術館に向かいました。今度は「サンクトペテルブルク国立ロシア美術館展」です。
これまたずいぶん人の気配がありませんでした・・・まあ、時間も時間でしょうけど。この時、4時15分ごろ。
でもやはりこれも地味な展示だなあと思ってしまいました。ごめんなさいルチカちゃん。(←展覧会マスコットのマトリョーシカ)

この展覧会の目的は、やはり今まであまり(日本では)知られていないロシア近代美術を伝えよう、ということなのだろうと思います。だから知名度がほとんどないのもしょうがないんでしょうねえ・・・。
展示方法も、時々「ん?」と思うようなのもありましたが、まあ全体的には初めて見るものばかりなので面白かったですよ。
ただ、近代ロシアなので・・・王族貴族の華麗な肖像画か、最下層の貧民の習俗画か、そのどちらかなのが痛々しかったです。あと風景となると、これまた基本的に寒々しいわけで。(何しろロシアですから)
一言でいうと、「荒涼」という言葉がぴったりのような気がしました。

そして図録は諦めました・・・肩が抜けるかバッグの底が抜けますから。(汗)
それに、厳選された31点をまとめたミニブックみたいなのがあって、その方がお手頃だったからです。載っていないけど欲しい作品は、ポストカードで補完しました。

そして出てきたのは閉館5分前。コインロッカーに荷物を取りにいったら、警備のおじさんが一つ一つ開けてチェックしているところでした。(汗)
あー、ホントに駆け足だったなあ・・・。

本当にタイムアタック状態だったので、じっくり楽しみきれなかったのですが、それでも人がほとんどいなかったのは幸いでした。みんなダ・ヴィンチだけ観て帰ってしまうのでしょう。久々に絵画作品をたくさん観てきた午後でした。

コメント

いや、オイラ巡礼者じゃないからさ・・・。
周辺機器とか増殖するのが怖いので、しばし静観することにします。ぶるぶる。

2007/06/07 (Thu) 18:56 | 遼 #XggCOD8. | URL | 編集

アキハバラは今や世界中から巡礼者が訪れるオタクの聖地ですよ。
死ぬまでに一度は訪れてみましょう。PCのメモリが1日の間に変動するので築地市場みたいで面白いよ。

2007/06/04 (Mon) 19:53 | オカシラ@DEEP #- | URL | 編集

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