ウィーン美術アカデミー名品展

20日はいくつもの美術展を梯子してきました。
行ってきたのは、

・ウィーン美術アカデミー名品展
・ベルギー王立美術館展
・および西美常設展
・大エルミタージュ美術館展
・ダリ回顧展

以上、4箇所5展示。
かなりの強行軍だったので、いろいろ疲れ果てました。もちろん、すっかり堪能できましたけどね!
というわけで、展示会ごとにレビューを書いていこうと思います。



ウィーン美術アカデミー名品展

ルネサンスからバロックあたりがメインでしょうか。
宣伝文句を見ると、「クラナハの板絵4点、ルーベンス、ファン・ダイク、レンブラントなど17世紀バロックの作家、スペインのムリーリョ、イタリアのグアルディ」とあったので、こりゃあ凄いよ! と感心し、行かねばならんだろうと思った次第でした。

開催場所は損保ジャパン東郷青児美術館。新宿にあるものの、実は一度も行ったことがありませんでした。ゴッホのひまわりがあることで有名ですね。
新宿駅を降りるにも、まずはなかなか西口にたどり着けず(中央本線を降りると、どうしてもサザンクロス口と新南口に流れてしまうんですよ・・・)、ようやく出たもののなぜか地下道を渡ってしまい、明らかに通用口っぽいところから損保ジャパンビルに侵入しました。
入口の人に「美術館はこちらです」と半強制的にエレベーターに誘導され、何とか到着。損保の方には入るなということですね。かなりカジュアルな格好をしていたので、仕事関係の人間には見えないでしょうし。

美術館は、想像以上に小ぢんまりした感じでした。やはりメインは損保なのでしょう。
公式ページでメイン作品の画像が見られるので、リンクを貼っておきます。
公式サイト

クラナハは・・・4点とありますが、そのうち1点は工房の作品。ということで、本人の真筆ではないんですね。でもまあ、有名な「不釣合いなカップル」や別バージョンの「ルクレツィア」も観られたので良かったです。(美術ブログでの紹介記事はこちら

あと宣伝で挙がっている巨匠たちですが、ほとんどは1点しかないという状態でした。(汗)
でもムリーリョは素晴らしかったですよ! プラド展以来、久々に実物を観られました。「サイコロ遊びをする少年たち」・・・本来、賭け事は悪徳の象徴とされるのですが、無邪気に遊ぶ子供たちからはそんな雰囲気の欠片も感じられません。
プラド展で来ていた「貝殻の子供たち」でもそうですが、本当に愛らしい子供を描くのが巧いです。観られて幸せでした。

他には、ミヒャエル・ヴッキーという人の作品が目を引きました。
・・・が、あまり高名というわけではないんでしょうか。(汗)
日本サイトはもちろん、海外サイトでもほとんど見つかりません。画像が・・・画像がないよ!
イタリアで活躍した風景画家で、今回来ていたのはナポリ湾の海景画とヴェスヴィオ山の噴火2枚でした。ヴェスヴィオ山は迫力があって素晴らしかったですよ。ちなみにポンペイを廃墟にした時のではなくて、彼の生きている当時の噴火だそうです。

全体的に規模は大きくなくても、なかなか味のある作品が多くて、充分に堪能できました。
あと、常設されているのはゴッホ、ゴーギャン、セザンヌ1枚ずつなのですが・・・こちらはすぐにも警報機の鳴りそうなガラスケースに収められていました。
しかし自分にとってはいまいち好きな作品でもないので、単なる透明な金庫室にしか見えませんでした・・・。(汗)
そして肝心の東郷青児の作品は、点数が少なくて切なかったです。どうせならもっと観たかったですよ。

なお、図録は買って正解です。
詳細な解説がついており、観た後で読むといっそう楽しめます。しかし表紙の絵があまりに地味で吃驚ですが。(苦笑)
まあ、買って損はないでしょう。

他の展示会のレビューはまた改めて。

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